社会学部
現代社会学科
現場に飛び出すフィールドワークを学びの基本とし、文科系から理科系まで、幅広い分野からプログラムが構成されています。授業を通じて、今後の大学生活と卒業後の進路を決めるヒントを提供します。現場主義で研究活動を続けている多様な分野の講師陣と、それぞれの専門に直結した現場に出かけ、机の前での学習とは異なった現場での学習の重要性、楽しさを知ってもらいます。
題 目 | 備 考 | 担当教員 | |
---|---|---|---|
1 | ラムサール条約登録湿地の谷津干潟の自然とその保全について学ぶ | 千葉県習志野市に位置する約40haの谷津干潟は,ラムサール条約登録湿地に登録され、水鳥をはじめ、ゴカイ・貝・カニ・プランクトンなどたくさんの生きものが生息しています。本研修では、谷津干潟の自然や歴史、干潟の生きものについて 理解を深め, 現地での体験学習や隣接する谷津干潟自然観察センターの見学も行います。 | 佐藤 秀樹 |
2 | 自分の住んでいる場所を基準とした着地型観光プランを作成する | 自分が住んでいる市町村および隣接する市町村の日帰り観光プランを作成しましょう。交通機関は路線バスまたは貸切バス、鉄道、タクシーなどを使用してください。地元固有の知る人ぞ知る名所、この地域でしか味わうことのできない食事などに満ちあふれた、オリジナルなプランを歓迎します。 ※実家がある人は実家を基準にしても結構です。 |
崎本 武志 |
3 | 西武グループのレジャー開発の現場と 東京都水道局の水源『多摩湖』を視察する |
西武鉄道の所沢エリアのレジャー施設と、それと関連が深い多摩湖を視察します。大手私鉄のレジャー開発が地域活性化に果たしてきた役割について考察します。 |
大塚 良治 |
4 | Google mapを活用した歴史的建造物調査 | 昭和を代表する建築様式の一つである「いわゆる『看板建築』」を事例に、Google street viewを用いたバーチャル踏査を行うとともに、調査地図の作成方法について学習します。その後、自身が日常生活の中にある看板建築について事前踏査(バーチャル踏査)を行い、調査計画を立てた後、個人調査を行い、報告書を作成します。 | 関根 理恵 |
5 | 大学のある流山地域を知ろう | あなたは流山をどこまで知っているでしょうか? ただ大学がある場所だとしか思っていませんか? このプログラムで は、わずかな手がかりをヒントにオリエンテーリング形式で流山にある全国区レベルの名所を探し当ててもらいます。大学 への登下校時も含めて、密にならないよう、個人で「まちあるき」を実践してください。事後のまとめは、地域の価値に「気づいてもらう」ための情報発信の形について、自分の経験をもとにまとめてもらうことになります。スマホ必携です。念のため。 |
土屋 薫 |
6 | 「オート・エスノグラフィー」入門:家族の語りから見る社会の変化と持続 |
自分の両親や祖父母が18才だった頃の生活についてインタビューを行います。①インターネットや書籍を使い、当時の ニュースなどにあらかじめ調べておいて、質問項目を用意する。②相手の記憶を引き出すようにインタビューをする。③自分・父母・祖父母の三世代の18歳の比較によって、時代とともに変わったこと、時代を経ても変わっていないものについて考察する。④4000字程度のレポートに纏める。*個人情報を含むレポートとなるので、レポートは担当教員以外は閲覧せず、採点後には破棄します。 | 川瀬 由高 |
7 | 企業の環境活動とSDGsを学ぶ~石坂産業の事例から | 石坂産業が実施する廃棄物リサイクルの取組みやその環境保全事業に関して理解を深め、企業の環境保全の取組みについて考えます。具体的には、リサイクル工場の見学、石坂産業が環境保全を進めてきたくぬぎの森の散策等、「ごみ問題を切り口にSDGsを実践する現場」を探究します。 受賞歴: 2015年3月「グッドライフアワー 2015 環境と企業特別賞(環境省)」受賞等 |
佐藤 秀樹 |
8 | ル・コルビュジエの『輝く都市』のイメージ都市をめぐる | ル・コルビュジエの「輝く都市」のイメージ都市である海浜幕張地区をめぐり、人と車が共生できる持続可能なまちづくりを実現するうえでの課題を考えます。 |
大塚 良治 |
9 | 海の見える風景について考える | 事前研修では、調査計画の立案および事前調査を行います。フィールドワークでは、現地踏査および史料調査等を行い、調査記録の作成、野外調査のメソッドを習得します。事後研修では、収集した情報の整理、調査報告書の作成、考察、 ディスカッション等を行う予定です。 | 関根 理恵 |
10 | 地元にある運動施設を調査する | 自身の住んでいる市町村にある公共の運動競技施設の調査を行います。事前研修では、自宅の近所の運動施設を Google map等で探す。本研修は、天候等が良い日に実際に現地調査を実施し、施設の種類(陸上競技場、体育館、クラブハウスなど)、各施設の作り、施設周辺にあるもの(トイレ、駐車場、売店など)等を写真やメモにして記録。事後研修では、その施設の良い点、問題点、改善点などをレポート作成し提出してもらいます。 | 末永 尚 |
11 | 箱根の歴史を学ぶ | 箱根は江戸時代に東海道の宿場・関所・湯治場として知られ、現在は国立公園であり観光地として非常に有名です。今回は箱根町立郷土資料館と箱根関所跡を見学し、箱根の近世・近代の歴史を学びます。9/6、8、9のいずれか1日に実施予定です(夏休み中)。現地集合・解散。 | 阿南 透 |
12 | チャイニーズ・ゴットのまつり方:横浜中華街で学ぶ宗教人類学初級編 | 私達の暮らしのなかで、祈るという行為は墓参りや初詣の時くらいかも? 本研修では、「人間にとって祈るという行為は何か」を考えながら、日本最大の中華街、横浜中華街の廟を訪ねます。中国式の祈り方のほか、中国の食文化など、中国文化の解説を行います。日本に息づく異文化の世界を体験しつつ、媽祖と関羽にご利益をねだりましょう。現地集合12:30~同解散15:30 |
川瀬 由高 |
13 | 日光国立公園でプロガイドの自然解説を聞 | 東武日光に朝集合し、バスで奥日光に向かい、光徳温泉から戦場ヶ原、湯川、湯滝まで歩きながら、日本の自然ガイドの草分けである宮地さんによる、国立公園、自然環境の成り立ち、自然保護などに関するインタープリテーションを聞く。夕方東武日光で解散。 | 中島 慶二 |
14 | 自宅から最も近くに存在している「観光名所候補」を発見しPRする | 自宅付近をフィールドワークしていただき、最も至近距離にある観光要素となりうる場所を発見し、地元以外の方にも来ていただけるように「観光名所候補」としてPRしましょう。その場所の歴史・文化・自然環境などの背景を丹念に調査し、その魅力を存分に引き出し、アピールしてください。 | 崎本 武志 |
15 | オリンピックの跡地(東京)を調査する | 東京2020大会を終え、競技場やその跡地はどうなっているのでしょうか。まずは、日本オリンピックミュージアムを見学し、歴史と価値を調べます。その後、実際に競技が行われた国立競技場、選手村および東京ベイゾーンエリアの競技場の跡地を調査します。 | 野上 玲子 |
16 | 国立歴史民俗博物館の民俗展示から現代社会を学ぶ | 日本を代表する歴史・民俗系博物館ですが、大変広いので民俗と現代の展示を中心に見学します。特に戦後の高度経済成長が私たちの生活をどう変えていったか、ダム、団地、家電や当時のテレビ番組、CMなどの展示を通じて学習します。現地集合・解散。11/27、12/4、12/11のいずれか1日に実施予定です。 | 阿南 透 |
17 | 子ども時代の自然体験(屋外での遊び)をインタビュー調査 | 祖父母世代と親世代のだれか聞きやすい人にそれぞれインタビューし、小学生までの時期にどのような自然体験をしていたかを聞き取ってそれぞれA4用紙1枚にまとめる。遠隔地にいる場合は直接でなく電話でインタビューする。それぞれの世代ごとに自然とのふれあいはどう変わってきたのか。身近な人へのインタビューで体感する。 | 中島 慶二 |
18 | お気に入りの「フットパス」(オススメ散歩コース)づくり | 「フットパス」とは、イギリス発祥の「歩くことを楽しむための道」のことで、主に農村部を中心に発達した公共の散歩道とも言えます。歩く側からすれば個人のレジャー・レクリエーションであり、現地からすると着地型観光の大きな資源と位置づけられますが、自分の住む地域の「見どころ」を探しながら、「私有地」と関わる権利についても考えていきます。コースづくりに関しては、距離・時間、休憩場所、医療施設、飲食などのランドマークのチェックを考えていきます。最初はGoogle mapで、次にスマホ動画、最終的にはオリジナルのweb-ARプログラムでコース案内ガイドを作成します。 | 土屋 薫 |
19 | 「流山ロードレース大会」の運営を支えるボランティアを体験する | 流山市が主催する、「流山ロードレース大会」にボランティアスタッフとして参加します。事前研修にて流山市スポーツ振興課の方々の話しを聞き、本研修での当日の大会運営のボランティア参加を通して、地域のスポーツ振興について学びま す。参加条件として、コロナウィルスのワクチン接種を3回済ませていることが条件となります。また参加した人にはボランティア活動証明書が発行されます。 | 末永 尚 |
20 | 「ながれやまスポーツフェスタ2022」を支えるボランティアを経験しよう | 流山市スポーツボランティア制度を利用し、スポーツボランティアとして「ながれやまスポーツフェスタ2022」に参加します。昨年は、NECグリーンロケッツ東葛の選手を講師としたラグビー体験会のほか、オリンピック種目やニュースポーツなどが楽しめるスポーツ体験会を実施しています。子どもたちのスポーツ活動を支援し、スポーツの場の確保 に努めるとともに、実際に運営に関わることで、スポーツを地域に根付かせるための取り組みについて考えます。 | 野上 玲子 |