図書館・研究活動
研究活動

国立公園研究所

江戸川大学国立公園研究所は、財団法人国立公園協会寄贈資料の公開のほか、国立公園研究・教育を行っている他大学、環境省や地方自治体、民間の機関や国立公園に携わるナチュラリストやインタープリターとも協力・連携し、日本をはじめ世界の国立公園に関する研究を進めています。また環境学を中心に学生の学習をサポートするとともに、国立公園運営に携わる行政担当者、ボランティアなどの関係者と連携した事業・イベントの実施に取り組んでいます。

秩父多摩甲斐国立公園昇仙峡

<所長あいさつ>

江戸川大学国立公園研究所は、2012年に解散した財団法人国立公園協会から多くの書籍や関連資料等の寄贈を受けたことを機に、2013年4月に設立されました。その後10年間余にわたり、国立公園協会寄贈資料の公開のほか、国立公園研究・教育を行っている他大学、環境省や地方自治体、民間の機関や国立公園に携わるナチュラリストやインタープリターとも協力・連携し、日本をはじめ世界の国立公園に関する研究を進めております。また環境学を中心に学生の学習をサポートするとともに、国立公園運営に携わる行政担当者、ボランティアなどの関係者と連携した事業・イベントの実施に取り組んでまいりました。
2024年は、当研究所の設立記念シンポジウムを開催した年から10年目、そして日本で最初に国立公園が指定されてから90周年にあたります。この記念すべき年に、親泊素子先生、中島慶二先生に続く三代目の所長を光栄にも拝命し、身の引き締まる思いでおります。
昨今の国立公園においては、コロナ禍がようやく終息しインバウンドの賑わいも戻ってきましたが、国内では、世界遺産やエコパーク、ジオパークなどの国際ブランドが注目される中で、観光地としての発信力には陰りも感じられます。その一方で、生物多様性条約やSDGsなど国際的な議論の場では、将来世代へ確実に優れた自然環境を遺すための「自然保護地域」の役割はますます高まっています。
『その自然には物語がある。』
環境省が国立公園満喫プロジェクトの一環として定めたブランドメッセージです。
国立公園は、言うまでもなく、大自然の力が作り出した風景の「自然美」が主役ですが、34の国立公園それぞれに、指定されるに至った経緯、そして地域の方々に支えられて保護と利用が進められてきた長年の文化や歴史が息づいています。国立公園全体に通底する物語、そして各国立公園ならではの物語を大切にしながら、新しい時代の国立公園の姿を示すための調査・研究を推進し、国立公園の更なる発展に寄与していきたいと考えております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

国立公園研究所所長 奥山正樹

<お問合せ>
n-park@edogawa-u.ac.jp

活動紹介

国立公園や保護地域に関連する催し物のお知らせ、研究所の活動紹介

所蔵資料

国立公園研究所が所蔵する資料・文献の紹介

年報ほか

年報掲載の論文・論考、専門誌記事、エッセイなど

スタッフ

国立公園研究所スタッフの紹介